酒を飲みながら、騒動を思う。
最近はきな臭く、人を見るのに退屈しない。 彩り鮮やかと云えば、星もだが…声を掛けられ、其方を向いて。 さて、話をしようか。 そう思ッた処に、待ち人来たれり。 そうして行ッたのは、結局は説教。 叱るのでは無く、教え説く物。 説いて駄目ならば、其処迄なのだろう。 罰は誰かに与えられる物では無く、自らが自らに与えねばならぬ。 魔なる法を扱う者としては、其れは当然。 故に、罰は与えず。 されど、あちらから状況を聞くと云う名目で状況の再任と自らの認識をさせておいた分、まるきり放置と云う訳では無い、と、言い訳だろうか。 さてはて、何にせよ。 この先が、どうなるやら。 子育ても、弟子育ても、難しい物だ。 子どもも弟子も、持ッてはおらぬけれど。 後悔としては、くだらぬ説教に着き合わせてしまった事。 折角の良い夜に話し掛けてくれた嬢へ、申し訳なさも、幾許か。 此れについては、次回全力にて挽回するつもり。 覚え書き 次にチェルビアット嬢に会った時の為に、面白そうな話題を探しておく。 坊やの動向について、噂話を聞いておく。 最近の城砦での騒動についての噂話を、耳に入れておくこと。 城砦/バザール:チェルビアット、デュオ
林檎の活用法、職人としての名の重要性と説教、ホットケーキの酒の肴系活用のレシピ。
お使いを利用した訓練法、図鑑を利用した訓練法。 思考と判断を放棄しない老人、口調の影響力、染物をする場所の確保。 お使いの途中の彼に着いて行き、取りとめも無く話した内容は、其の辺り。 多くの言葉を費やさず相手の理解を得られるのは、相手にもそう云ッた実感を得るに至る経験があるからだろう。 お互い職人としての一面を持ち、普通とは少しばかり違う口調で言葉を操る。 其れらに対し感じ得た経験が、少ない言葉での理解を導く。 理解の後は、酒でも飲むか、に、なる辺り。 酒好きとしての側面も合致し、話が早いばかりだ。 結婚出産祝いの贈答物のひとつが、また決まった。 こうして相応しい物を見つけて行くのも、贈る側の楽しみのひとつだろう。 覚え書き 絵の多めの図鑑を数種類探しておく事。 図鑑で出回っていない種類の物を、なるべく確りした装丁の物に書き起こして置く事。 布地染め。 城塞の都/バザール:リイチ
露天で買い物をする、見知った姿。
其の手の中の物に目が行った。 どれ程の酒精を浴びていたとしても、この目は誤魔化せない。 面白い物、材料の真贋を見抜く事なぞ朝飯前、だ。 しかし、どうやら店主は気付いてはおらぬ様子で、安値で買い叩いておる様は強かであると云うべきなのであろう。 其の儘では、面白くない。 ならばすべきは、ひとつ、だ。 後ろから絡み、取り上げて、胸の位置にある内ポケットへ。 入れられただけであらぬ嫌疑を掛けられるからと取り返せぬ男性諸氏に同情の念も抱くが、其処は其れ。 其処から暫し、貢げ貢がんと云い合うも結局は半分こに落ち着いた。 元手はタダで、幻惑と催眠効果を持つ光輝蝶の鱗粉が袋の中身を半分こならば十分だろう。 残りの半分は、宿に着いた後に飛散せぬ様に処置をしてから分割後に購入者へ。 其の存在を最も強く縛るのは、其の存在自身では無い。 其の存在へと向けられた認識と、言葉である。 其の存在が取る行動が向けられる言葉を決めると云う意味では、結局縛る大本は其の存在自身であるとも云えようけれども。 けれども、他者は其の個人の受け取りたいと思う様に受け取るものだ。 余程巧く、誘導したとて。誘導しきれぬ者は出て来るだろう。 ならば、どの様な行動を取った処で…全てを其の存在自身が縛りきる事が出来よう筈も、無いのだ。 覚え書き 鱗粉を使った砂時計の作成。 残った鱗粉の使い道を考える。 城砦/バザール:スィリー
何年振りかもしかとは思い出せぬ程にの、久方振りの邂逅。
あいも変わらず妙な物を引き寄せ好かれる性質にも変化は無く、元気そうな様子。 手の中には、珍しくも面白い物。 古代の技術で作られた、メッセージボックス。 開け方が解らぬと云うので、開けて差し上げれば。 映し出されたのは、古代魔法王国が滅びた後の長い時間を経てもなお一欠けらの乱れも掠れも無い、姿と声。 誰とも知れぬ、誰にあてたとも知れぬ、其のメッセージ。 消して上書きをするか?と、問うた処。 折角今に残っているのだから、との事。 小箱の事と同時進行でしていた会話で、衝撃の事実発覚。 どうやら何時の間にか結婚し、子ども迄も儲けていたらしい。 しかも生後十ヶ月。 なんて事だ、完全に結婚祝いも出産祝いも出遅れた。 取り敢えず、祝福は何にすれば良いだろうかは考えておく事にする。 もうひとつ、衝撃の事実発覚。 結婚祝いと出産祝いの話で某地図職人の事が話題にのぼった時、様子が可笑しいのでカマを掛けて見た処。 どうやら彼ら、ひとりの女を取り合ったらしい。 其の事については、ジックリタップリバッチリ、旧交を温めながらの酒の肴に聞き出しておいた。 まぁ、途中から盛大に愚痴が混ざったのはご愛嬌と云う事にして置いてあげようと思う。 しかしながら、良い話を聞いた。 今度地図職人に会ったらば、其の話題を振ってみようと思う。 覚え書き 双子への祝福を何にするか考えておく。 地図職人に会った時、話題を振ってみる。 城砦/バザール:ハールディーン
リイチくん宅の地下室の完成祝いに、久し振りに故郷で引越し増改築祝いで出されるケーキが食べたくなッたので材料を取り寄せ。
此方の方では珍しい物、見付からぬ物もあッて苦労するも、行商に頼み込み運んで貰ッた物が今晩着くと云う。 門の方へ取りに行ッてみれば、其処にはご無沙汰をしておッたリイチくんの姿が。 地下室の完成と、お祝いのケーキの話と。 子どもの話。彼ら夫婦の子どもは来年四月に生まれるらしい。 今から、出産祝いになにを贈るかを考えつつ、楽しみでならない。 城砦の都と、故郷の話では。 片や乾燥し暑い地域と、北の最果てと云う寒い寒い地域の共通点が話題に挙がッた。 どちらも自然や環境が厳しいだけに、共通点を見出せて納得が行く。 どうせリイチくんの家に行く予定もあるから、と、帰路は共に。 途中、引越し増改築祝いのケーキの説明の時にアレが感じ的には似通ッていると上げた、城砦地方で見られる伝統菓子を食べた。 食べながらも、出産祝いについて考えつつ。 準備期間は、本当に楽しいと思う。 覚え書き 出産祝いに、夫婦と赤ん坊用へ何を贈るかの思案。 地下室のチェック。 城砦/バザール:リイチ
投げかけられた警告と、投げ返した警告。
賊が術師や考古学者を狙ッているらしき、と、実際被害にあッたカモネギかつ矢ガモから警告。 囮にする気は無いとの事だ、此方から積極的に首を突ッ込むのは控える事にした。 ただし、賊の方から接触して来る巡りあわせやら、意図せず接触した場合の巡りあわせは仕方が無い物とする。 其ればかりは、此方から確率を高めぬにしろ低めるにしろ、どうしようも無い部分もあるのだから。 術に関する事を精霊語と云う読める輩は読める言語で手帳へ記している事へ、投げ返した警告。 魔術師と云う人種は、どうにもトラップやらガーディアン配置は考える癖に、肝心の研究を記す方法に警戒心が足りなさ過ぎると思う。 何事も、使い処を誤れば危険であるのと同じに、かつ、其処いらの物よりも余程危険な物であるのに。 錬金術師達程に徹底する事も無いが、甘い気がする。 精霊術師が特に甘いのは、精霊と波長があうのはそう云うタイプの物ばかりだから、だろうか? ともあれ、暗号化の基礎を叩き込む事は決定。 僕がしているツンデレへの誤解とやらについて。 語る事を拒否されたので、次回にとッくりと語らせて遣ろうと思う。 正しい知識は、識ッておくべきである。 ついでに、どうして其の様な勘違いをしたかの確認も。 覚え書き 賊への警戒と、首を積極的に突ッ込まぬ様に注意する事。 簡単な暗号の書き方読本を探しておく事。 ツンデレへの正しい知識の補完と、理解を深める事。 城砦/バザール:スィリー
売りつけた、いずれ壊れる夢。
壊れた夢は、現実を教える。 相反する物を、ひとつを売る事で其の後は関わらずにおきながら、売りつけた相手へと同時に成す事の出来る魔法のランプ売りへの憧れと。 連綿と続き、煮詰められてきた術師の家系の者が抱く、血の呪い。 憧れは一瞬で終わり、結局は抜け出す事は無いのだろう。 本当に願いなんて、しないのだから。 降ッて湧いた、またとない好機。 得たものは、二つ目の、夏の宿題。 墓穴を掘ッたとは云えど、本人が罠に嵌めてみろと云ッたのだ。 ならば、全力で其れをするのが礼儀だろう。 あぁ、楽しみだ。 楽しみで楽しみで、ならない。 きッと、彼はそう簡単に罠に嵌ッてなんざくれないだろう。 此れは、精霊術師と錬金術士の知恵を絞りあッたゲームなのだ。 嵌るか、嵌められるか。 其の後のご褒美つき。 なんて、心踊る事だろう! 覚え書き 方針の傾向の決定。 決定した方針に基づき、罠の考案。 罠のオマケに楽しむ事も、忘れずに。 城砦/バザール:スィリー
精神修行と、夏の宿題。
宿題を出す事があッても、出される事はめッきり少なくなッた昨今。 自分で自分に出す宿題でなく、たまには他人から出された宿題と云うのも遣ッてみたい物だと、時がたてば思うようになる物だ。 其れとも、単純に誰かに宿題を出す、出した物を見て貰うと云う事を通して。 構ッて欲しいとでも、云う事だろうか。 はてさて、其れもなきにしもあらず、ッぽい辺りが、何ともかんとも。 覚え書き 宿題用のドリルの発掘。 取り合えず、国語算数理科社会、辺り、テキストを見繕ッておく。 城砦/バザール:デュオ
数年前も変わらず、数年ぶりでも変わらず、きッと数年後でも変わらない。
お互いがそう望んでいるから、ずッとこうして他愛の無い茶飲み話を続ける仲なのだろう。 どれだけ、どちらかがトチ狂ッたとしても。 もう片方が、どうにかして、変わる事を阻止するだろう。 変わらない物があるとすれば、彼とは此の先どちらかが死ぬ迄茶飲み話をし、気兼ね無く唐突な我侭を冗談として云える友人であると云う事。 そうであろうと、お互いがする事。 取り敢えず、城砦に誘ッて見た。 が、果たして本当に彼は来るのだろうか? 数年後に城砦でバッタリ、なんて、そんな可能性も無きにしもあらずと云えてしまうのが、何ともはや。 覚え書き 落ち着いて話が出来そうな場所を、見繕う事。 背後では、何も聞こえなかッた。何も聞こえなかッた。旅費とか、知らん。 本土/世界中の下で:スィリー
キャラバンへと荷物を受け取りに行ッてみれば、無防備にキャラバンから離れた位置にいる子どもを発見。
訓戒を学ばせるべしと、暇潰しも兼ねて背後に立ち脅してみる。 結果、猫ゲット。 猫が色々と終えた後、会いに来る様に言質もいただいて置いたので、猫は来るだろう。 此れで、思う存分ベッタベッタ出来る。 猫と歩く昼間も、夢ではないのだ。 …まぁ、昼間、出歩かぬが。滅多に。 しかしながら、今回の事で冒険と云う夢を見る猫が、何かを学んでくれたら良いのだが。 冒険の持つ、一面を。 覚え書き 猫とベッタベッタする以外に何をするかを、考えておく。 猫じゃらしを作る。 太陽と月の砂漠:チャラ・チェロ
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